| Bass |
「ウッドベース・コントラバスを弾いていると、すぐ左手がつかれてきて練習したくなくなっちゃう」
「楽に弾けるようになるにはどうしたらいいんだろう」
こう悩んでいる方はけっこう多いとおもいます。かつてのぼくもそうでした。
この記事では、左手について、楽に演奏する2つのポイントをお伝えしようとおもいます。
■ 本記事の内容
・左手の押さえ過ぎを直して、最小の力で演奏する
・無理のない左手のフォームに変える
ぼくはウッドベース歴は20年ほどですが、現在はもうこのことで、ほとんど悩んでいません。
ちょっと音質もわるく古い動画ですが、ぼくの演奏はこんな感じです。
いかがでしょう。楽に弾いてるように見えませんか?
誰でもできることですので、以外お伝えしていきます。
押さえ過ぎを直して、最小の力で演奏する
左手は最小の力で押さえるべきです。
つかれの原因は、押さえ過ぎによる「力み」だからです。
ちなみに強く押さえたからといって音は大きくなったり、良い音になったりすることはありません。むしろ抜けの悪い音になります。
最小の力ってどのくらい?
それでは次に、最小の力はどうやって探すか、ということです。
探し方は、こんな具合です。
- 弦に触れるだけの状態で左手をセット(まったく押さえない)
- 右手で軽く弦をはじきながら、左手を少しずつ押さえていく
- 音は鳴るが少し「ビビる(ノイズがはいる)」力加減を知る
- さらに押さえ、ノイズがなくなる力加減をさがす
- 今度は逆に押さえる力を抜いていき、ノイズがまざるポイントさがす
- 押さえるのと抜くのをくりかえし、最小の力加減をさがす
やってみるとすぐ最小の力のポイントがわかるとおもいます。
その力加減が適切な押さえ具合です。
強く押さえた方がいい音がする?
「強く押さえた方がいい音がする」と感じる方もいるかもしれません。でもきっちり右手のはじき具合を同じにしてみてください。変わらないことがわかるはずです。
また逆にその強い押さえ方で、速いフレーズや、長時間の演奏がほんとうに可能でしょうか。そもそも力がはいっていては楽しく演奏なんてできないですよね。
ですので、ぜひこの最小限の力で押さえることを実践してみてください。
無理のないフォームに変える
フォームも工夫すると、より楽に演奏することができるようなります。
理想的なフォームとは
その工夫とは、指の間接を自然なカーブにします。
手の力を抜いてダラっとさせると、人差し指と親指が「C」のかたちになるとおもいます。これが自然なカーブです。全部の指がそうなっているか確認しましょう。
そして、ただダラっとさせただけだと、人差し指と中指の間隔が少しせまく、特に低いポジションのフレット幅に対応していません。
それをふまえると、理想的なフォームは
「手をダラっとさせて、少しだけ人差し指を広げたもの」
になります。
要は、なるべくリラックスした状態を保とうというわけです。
ここで、手のちいさい方で、指を開くのがどうしてもつらい場合は、あまり無理をせず、少し移動して対応するのもぼくはアリだと考えています。要は音程が良ければいいのですから。
この自然な指のカーブ、とても大事ですので、ぜひ見直してみてください。
以上になります。
楽に演奏できるようになったら、これまであきらめていた少し難しい曲やフレーズなどに挑戦してみてください。意外とあっさりできてしまうかもしれませんよ。
Written by 高間康弘 (Jump to YouTube)
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