■ 全員何かしらの楽器をするべき

「人体 ミクロの大冒険」という本を読んでいるところなのですが、

面白い話が書かれていました。


そもそも僕は世界中の全員が何かしらの楽器をするようになれば、全ての争いごとが無くなると本気で思っているのですが、そのことに関係する話が今回の本に書いてありました。


あるロサンゼルスの犯罪率が最も高く貧困層が多い地域において、「ハーモニープロジェクト」という子供たちに無料で楽器とレッスンを提供するプロジェクトがあるそうです。この地域では半数の子供たちが高校を卒業しませんが、このプロジェクト参加者の96%が大学進学を達成しているとのこです。


この本はそもそも「細胞」についての本ですが、楽器を弾くという行為は、脳の神経細胞の観点からすると、聴覚野、運動野、視覚野などを複合的に使い、かつチームワークですから社会性も培われるため、脳を発達させることについて、とても強力な手段であるとのことでした。つまり、楽器をすると頭が良くなるということですよね。先のプロジェクトの話では、医学部に進むことができた女性も紹介されていました。


もう楽器をしない手はないですね。もっとたくさんの人が楽器をするようになれば良いのにって改めて思いました。


高間康弘