■ 明知鉄道 - 岩村【ステキなおばあちゃんがいる町】

先日、ふらっと行ってきました。

といっても滞在時間は1時間と、そんなにしっかり観光した感はありません。
でもとてもとても良いところでした。

岩村へ行くことも初めてだし、明知鉄道に乗ることも初めての経験です。
出発前は、とりあえず明知鉄道に乗ること自体を楽しもうと思っていました。

どこの駅で降りるかも決めずにいて、「なんなら終点の明智まで行っちゃおうかなあ」って。

で、電車に乗る段になって、路線図を見ていると、なんとなく「岩村」という名前が気になりました。

調べてみたら城下町かつ宿場町で、「かんから餅」が有名とあります。
「なんだか面白そう」とここに決め、切符を買いました。

車内は空いてはいないけど、座る席は十分にあるような混雑具合です。
4人がけのシートに空きを見つけ、座りました。

少しすると、向かいの少し控えめで優しそうなおばあちゃんが話しかけてきてくれました。

「紅葉まだですね」などと話していたのですが、少しすると岩村のかたということが判明しました。
すごい偶然。
今から岩村に行くと言うと、案内してくれると言ってくれました。

80歳くらいのおばあちゃんで、結局岩村の滞在の間ずっと一緒に歩いて案内してくれました。

切り絵の展示を見たり、僕のお土産を選んだり、本物の火縄銃を見たり、おばあちゃんの息子さんの話をしたり。
本当に貴重で楽しい時間でした。

行く先々で「お孫さんですか?」と訊かれ、「さっき会ったばかりなんです」と言って相手に驚かれる、というパターンを3回はしました。

帰る頃になり、このまま会えなくなるのはなんだか寂しくて、名刺をもらってもらいました。
パソコンなどに不慣れと言うので、息子さんにメールしてもらってねってお願いしました。

おばあちゃんのおかげで、本当に楽しい時間を過ごせました。
初めて行った岩村が大好きになりました。
おばあちゃんにもまた会いに行かなかんね。

岩村はステキなおばあちゃんがいる、ひとも自然も美しい、第二の故郷のような町でした。

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