■ コードは幾何学的にも見る

指板上に三角形や四角形を見ます。

エレキベースで言うところのフレット単位で話していきます。


例えば長3度の音程は1フレット下がって、1つ高い弦へ移動した所にあります。

もし小指でスタートの音を押さえたら、中指の位置に長3度があるわけです。


また短3度は、長3度から考えると距離が半音短くなるわけですから、人差し指の位置になりますね。


次に5度は、2フレット上がって、1つ高い弦に移動した所にあります。

つまりスタート音が人差し指なら、5度は小指の位置にあります。いわゆるパワーコードですね。


長7度は、1フレット上がって2つ弦を上がります。将棋で言うと桂馬の動きですね。

ちなみに長6度は反対側の桂馬です。


こんなふうに指板上を見て行きますと、コードを幾何学的に見ることができます。


例えばメジャーセブンスの各音を線で結びますと平行四辺形が見えてきます。


マイナーセブンスは菱形、またハーフディミニッシュとセブンスは左右対称の形であることにも気づきます。

左右対称で言えば、メジャーセブンスの左右対称の形はディミニッシュです。


こんな見方を普段から行っていると、段々と指板上で弾くべき音がピックアップされて見えてくるようになります。


あるピアノの人が、次に弾く鍵盤が光って見える、と言っているのを読んだことがあります。これと似たようなことが起きます。

僕の場合、指板が浮き出るような感じがします。


今回はコードを別観点から眺めてみました。理解の助けになればと思います。


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台風のシーズンが過ぎるともう秋ですね。

なんだか最近は秋が短い気がするのですが、気のせいでしょうか。


今年は勉強の秋にしたいです。先日から書いている音楽理論もそうですが、歴史を勉強したい気になっています。


音楽史ではなくて、日本や世界の歴史です。全然知識がなくて恥ずかしいので、そろそろ勉強しなきゃなと。

幕末に詳しい人ってけっこういますよね。ああゆう話についてけるようになりたいなあって。


高間


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